少し違う

本書は秀逸である。

未来の経済は少し違う。貨幣はない。富を得ることは生きる動機にはならない。

デジタル化は、「頭脳ではなく、内臓と末梢神経」で理解されるべきで、人間の身体や情緒と関係する。

 

 

参考

「デジタル革命で機械の奴隷にならない生き方」    R・D・プレヒト 著

問いと抱え

アニメが男女を入れ替えたり、暴力や戦闘を表現するのは、現実が豊かではないからであろう。

豊かなら、人間の内面に2.5次元としてわざわざ向かう必要はない。

多分ここで改めて浄化を問い抱えているのだ。

 

キーワード:ウィンザー・マッケイ フラッシャー兄弟

 

参考

「アニメ研究入門」(応用編)    小山昌宏 須川亜希子 著

アメリカ経営史考

アメリカ・ビジネス界は異端なのか、新時代の典型なのか?

インターネットの時代でありながらしかし、チャンドラー・モデル(内部化理論)でもあり、チャンドラー・モデルでもない曖昧さをいまだ持ち続けている。

 

参考

ケースブック「アメリカ経営史」新版    安部悦生 等著

外と内(裏と表)

外を内に見るとはどういう事か?

裏を表に見ることだという。

それが自己を通した行為限定性になるからだ。

だまされている、だまされてみる、悪い解釈をする、良い解釈をする、そこに何を望むかが西田氏の肝である。

結果は自分に返ってくる。

 

キーワード:カンブリア爆発 眼の精神 化ける・見抜く 知能 創造

 

参考

西田幾多郎」     田中久文 著

画面の競争

テレビのスマート化、ストリーミングのテレビ画像利用化等、画面の争いは今後方向を豊かにする。

 

キーワード:画面と画像

 

参考

「ITナビゲーター」2021年版    野村総合研究所 著

 

伝達不能

崇高には、道徳的な普遍性も、美感的な普遍化もない。

そうではなく、両者の抗争的な暴力において生じる。一方から他方への破壊こそが崇高な感情である、と本書は言う。

しかしそれは主観からくるものでは伝達されない。

 

参考

「崇高の分析論」     ジャン=フランソワ・リオタール 著

安全とキケン

「安全第一」の口実の下、ルールに従わない人や異なる考え方をする人をいっさい許容しない姿勢を取る、強い政府と強いリーダーが求められていくトライバル化の現在は、逆に大きな危険をはらむ。

 

参考

「トライバル化する世界」      クルト・ドゥブーフ 著