少し違う
本書は秀逸である。
未来の経済は少し違う。貨幣はない。富を得ることは生きる動機にはならない。
デジタル化は、「頭脳ではなく、内臓と末梢神経」で理解されるべきで、人間の身体や情緒と関係する。
参考
「デジタル革命で機械の奴隷にならない生き方」 R・D・プレヒト 著
問いと抱え
アニメが男女を入れ替えたり、暴力や戦闘を表現するのは、現実が豊かではないからであろう。
豊かなら、人間の内面に2.5次元としてわざわざ向かう必要はない。
多分ここで改めて浄化を問い抱えているのだ。
キーワード:ウィンザー・マッケイ フラッシャー兄弟
参考
伝達不能
崇高には、道徳的な普遍性も、美感的な普遍化もない。
そうではなく、両者の抗争的な暴力において生じる。一方から他方への破壊こそが崇高な感情である、と本書は言う。
しかしそれは主観からくるものでは伝達されない。
参考
「崇高の分析論」 ジャン=フランソワ・リオタール 著
安全とキケン
「安全第一」の口実の下、ルールに従わない人や異なる考え方をする人をいっさい許容しない姿勢を取る、強い政府と強いリーダーが求められていくトライバル化の現在は、逆に大きな危険をはらむ。
参考
「トライバル化する世界」 クルト・ドゥブーフ 著