2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

解析学について

数列と関数の極限から出て、関数の定義域を実数から複素数へ広げた場合と、関数のグラフを波(三角関数)の和ととらえた場合、確率分布と統計的推定・検定へとそれは繋がっていく。

詩篇

私は悩み されど私は私でもなく、悩みそのものでもない。

趨勢

本書は秀逸である。 アメリカのアニメーションでは、女性声優が少年役を演じることは、声優の配役の慣習として定着してはいない。 しかしキャラクターに声が与えられることで、描かれたに過ぎない身体を持つ彼・彼女もまた、私たちと同じように内面という奥…

少し違う

本書は秀逸である。 未来の経済は少し違う。貨幣はない。富を得ることは生きる動機にはならない。 デジタル化は、「頭脳ではなく、内臓と末梢神経」で理解されるべきで、人間の身体や情緒と関係する。 参考 「デジタル革命で機械の奴隷にならない生き方」 R…

問いと抱え

アニメが男女を入れ替えたり、暴力や戦闘を表現するのは、現実が豊かではないからであろう。 豊かなら、人間の内面に2.5次元としてわざわざ向かう必要はない。 多分ここで改めて浄化を問い抱えているのだ。 キーワード:ウィンザー・マッケイ フラッシャ…

アメリカ経営史考

アメリカ・ビジネス界は異端なのか、新時代の典型なのか? インターネットの時代でありながらしかし、チャンドラー・モデル(内部化理論)でもあり、チャンドラー・モデルでもない曖昧さをいまだ持ち続けている。 参考 ケースブック「アメリカ経営史」新版 …

外と内(裏と表)

外を内に見るとはどういう事か? 裏を表に見ることだという。 それが自己を通した行為限定性になるからだ。 だまされている、だまされてみる、悪い解釈をする、良い解釈をする、そこに何を望むかが西田氏の肝である。 結果は自分に返ってくる。 キーワード:…

画面の競争

テレビのスマート化、ストリーミングのテレビ画像利用化等、画面の争いは今後方向を豊かにする。 キーワード:画面と画像 参考 「ITナビゲーター」2021年版 野村総合研究所 著

伝達不能

崇高には、道徳的な普遍性も、美感的な普遍化もない。 そうではなく、両者の抗争的な暴力において生じる。一方から他方への破壊こそが崇高な感情である、と本書は言う。 しかしそれは主観からくるものでは伝達されない。 参考 「崇高の分析論」 ジャン=フラ…

安全とキケン

「安全第一」の口実の下、ルールに従わない人や異なる考え方をする人をいっさい許容しない姿勢を取る、強い政府と強いリーダーが求められていくトライバル化の現在は、逆に大きな危険をはらむ。 参考 「トライバル化する世界」 クルト・ドゥブーフ 著

物理言語学

平均量と同等以上の状況で重要となる時空の世界を「揺らぎの世界」というなら、そこには様々な同等以上の物理言語が存在する。 集団の一部のデータから、残りのデータが確定できないときも「揺らぎ世界」である。 不可逆であり可逆であるメモリーと制御の同…

見えている部分と見えない部分

「拡散は空間非一様化を促進する効果を持っている」 チューリング これはチューリング(パターン)の拡散誘導不安定性という隠れた変数である。 キーワード:反応拡散方程式 無限次元力学系理論 サドル・ノード分岐 プラナー進行パルス 中心多様体 参考 非線…

頂点論(組み合わせ論)

ペアノ公式から始めれば、アル=カラジーやアッ=サマウアルは数学的帰納法の始まりを示さないが、パスカルを頂点とすれば、それは遡及法による数学的帰納法を示している。 つまり頂点は2つあり、遡及できる範囲が違うということが、二重の照らし合わせを必…

直接税から間接税へ

本書は秀逸である。 直接税から間接税への移行は、歳出に対する借入埋めとビール市場のネットワーク(経路)の拡大を経て、生活必需貿易から植民地物産貿易へと軸足を移し、都市が変わっていく手だてを与えた。 キーワード:塩 ワイン 砂糖 参考 「中近世ハ…

意味

今日はできなくても明日はできるという希望と信頼があるから、日々の不完全さにも耐えることができる。

喰始(モンティ・パイソン)

まず病状を、そして治癒はなく、大ショックを与え、すぐに幕を閉じてしまう。 これがカーニバル性の置き去り手法である。 参考 「モンティ・パイソン研究入門」 マーシア・ランディ 著

「存在論と認識論」試論

「裏をかく」(存在と認識)とは、「裏が見えていないこと」(認識)ではなく、「裏があること」(存在)を「知っていること」(認識と存在)だ。 だましと予測、新境地は、こうして存在と認識、認識と存在の間(可換)にうまくバランスよくあらわれる。

デジタル

日本のデジタル化は欧米主体の真似であるゆえにガラパゴス化しており、主体的な一元化の方向は存在していない。

ネットワーク(多様化の揺らぎ)

追いつくことではなく、多様化すること。 現代の「矛盾に住み着く」とはそういうことである。 そしてその意味で未来は、多様性において不確実であると言える。 参考 「リターンズ」 ジェイムズ・クリフォード 著

社会統合

私的財か公共財かの区別は、財そのものからは定まらない。 個人主義はもしかしたら公共財の分断を招いているかもしれない。 皮肉にも、生きづらさを「分かち合い」ながら。 それゆえ社会問題としての財政学なのである。 予算と財政民主主義の本質は、この財…

認識格差

「物」は潜在する「労働の対象物」だが、生活の諸手段として幅広くとれば、それは「実存的」である。 では物はなぜ労働の対象物だけではなく、実存の対象でもあるのか? そこには格差社会という不幸がある。それゆえ「物の認識」がちぐはぐになっているので…

代替的事実ではない

表現の自由の濫用に対する最も有効な安全な対抗手段は、より多くの表現と、国民による相互監視と相互批判である。 政府に国民の表現の自由の制約を託すことは、代替的事実ではない。 参考 「表現の自由に守る価値はあるか」 松井茂記 著

音声配信

ポッドキャストの音声の広告では、大きなブランド想起効果が得られる。 広告のタイミングでの離脱率が低い。 嫌がられにくい音声広告。 購買意欲を引き出す無意識の効果。 参考 「いちばんやさしい音声配信ビジネスの教本」 八木太亮 江口立哉 著

選択と集中(社会経済史)

ある地域の、時期と集中の分析は、テーマによっては有効である。 あの産業革命の裏に、一時的人口集中のあまり、子供の教育が後回しになり、皮肉にも教育の貧困が生まれたことは、チャーチスト運動に見てとれるのである。 参考 「ウェールズ近代社会経済史」…

面白いドラマ

日本テレビ水曜ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』は面白い。

モダニズム

行きすぎたものよりも無駄のないもの。 キーワード:マティス ピカソ ル・コルビュジェ 参考 「現代アート入門」 デイヴィッド・コッティントン 著

家族という神話作用

「私ごと」が国民的関心事に。 「公私混同」の意味が変わる。 この「公」「私」のゆらぎが、「混ぜるなキケン」という思考停止状態を生み、神話作用としてのストーリーをかならず必要にしてくるのが、現代の家族論である。 参考 「なぜいま家族のストーリー…

純粋テクスト

戒律は行為に先立っており、いかなる判断も戒律から導き出されることはない。 参考 「暴力」 リチャード・J・バーンスタイン 著

反歴史(シネマの否定)

通念化した映画と物語を拒否してもある純粋映画は、あからさまな否定性には陥らない美しさ、ただ説明できない美しさだけを残す。 参考 「ロベール・ブレッソン研究」 浅沼圭司 著

ランダムウォークの科学

科学も進化論のように淘汰される。 ゆえにランダムウォークでも、社会的な産物である。 キーワード:社会生物学 参考 「科学と非科学」 中屋敷均 著