2020-01-01から1年間の記事一覧

代理影響力

代理には力がある。 なぜなら、信用・通貨制度のすべては代理制度だからである。 貨幣は物品の代理だが、他者に対し絶大な効果と影響を持つ。 それゆえに、影響力という選択肢を選ぶことは重要であり、それは他者を代理表象として、深みのある間接体験(スト…

マンガの遺伝子を読む

マンガは、「年代」を「通史」で求められる。 ではマンガ好きは「年齢」とともにどこに行くのか? 「ヒーロー」のゆくえ、それはやがて「殺し屋」になるような「現代マンガの昇華世界」。 「ドリーム」が「デス」になる隔たりのなかで、漫画は「一回限りの連…

域内区画整理(災害と租税)

古気候データのさらなる拡充は、消費面だけではなく生活面にまで今後及ぶであろう。 南北問題から中央・周縁問題を経て、輸入・輸出の網経路だけでなく、生産面における災害の視点が、その地域支援の協働を組織・制度的に深めてゆくからである。 生産力と租…

「生活者のネットワーク」の解像度

本書は読まれるべきである。 秀逸である。 欲求は、「生活者の内部」から生じるわけではない。「生活者を取り巻く状況」から生じる。 つまり「生活者・もの・情報のつながり」から生じるのだが、つながり方は変化していて、生活者自身も気づいていない。 そ…

遺伝子の半減期

本書は、偏見を減らしてくれる。 *DNAは521年で半減する。 参考 「遺伝子の謎」 ナショナルジオグラフィック 別冊

ステレオタイプと変化

本書は、「あなたの周りにあるであろうエイジズムと高齢者ステレオタイプについて一度考えてみる」ことから始まる。 男女における感情の差異や、家庭内・家庭外の位置について、いろいろと細部に宿るものはあるだろうが、アクティブな高齢者や彼らの強みの発…

粒子論と波動論(国際レジーム)

現代国際レジームの世界は、玉突きのような頻繁な粒子的衝突から起こることはななく、構造プレートと断続的な地震からなるような世界である、と本書は言う。 参考 「国際レジーム」 スティーヴン・D・クラズナー 編

先見的取引方法

ラインナップは「バザール」の起源であり、市場という「取引方法」の同質性を生んだ中心である。 ゆえに現代の「プラットフォーム化」はラインナップであり、「サブススクリプション」の「事前性」をうまく含んだ平均的な「本源的蓄積」と言えるのである。 …

味の道

味の表現は試行錯誤から生まれるのか、化学式の組み合わせから生まれるのか。 どちらでもいいが、その背景はちがう。 将来的には、経験なのか思考実験なのかでも、ハードかソフトのちがい? でも、それってなに?

粒子と波動(位置と運動量)再考

格子点を巡る凸多面体から充填問題に至る議論は、粒子の問題ではなく、内部の外部化、外部の内部化の両義化を意味している。 ミクロ的には、内部は隙間に、隙間は内部へと反転し、マクロ的には、外部は内部へ、内部は外部へと不確定性原理の方向へ収斂してい…

物理化学(反応速度論)

反応物質の分離と同定に基づく手法(物質としての単離)ができない場合、そこからは何も得られないということになるが、反応の速度をもとに解析する方法では、物理的な手法を応用すれば、逆に物質に裏づけされずに変化の状況を推定することができるのである…

現代まで

ニュートン力学は、スピノザの幾何学的思考経由ライプニッツの微積分により、オイラーの流体力学を経て、ガウスの微分幾何学と電磁気学に結実していく。 キーワード:閉曲線 位相幾何学

先取り(アイデアの本質)

埋没している主観から離れるとき、人は客観的になるのではなく、より積極的な行動的主観となるというのが、本書の教えであると思われる。 「その場所に居る気になる」というのが、西田哲学的な先取り的「場所の倫理」でもある。 *どこで投票するかで人の意…

現代分類学の思想

番号はプラットフォームをつくる。 参考 「番号は謎」 佐藤健太郎 著 「データ・ドリブン・エコノミー」 森川博之 著

協働構想

無料低額宿泊所等の一次的な支援は必要であるが、本来なら社会保障制度内での「明確な定義」を与え、社会福祉制度内の「協働」を起草(資本ー賃労働関係から)してから対処すべきである、というのが本書である。 今後の社会福祉は、統計データから年金・医療…

戦後の測地学

測量業界の方が知っている戦後。 「新宿伊勢丹を接収した米陸軍第64工兵大隊は、満州から引き揚げてきた航空測量の日本人専門家を動員し、朝鮮半島の空中写真・地図の大々的な整備を行う。」 参考 「教養の近代測地学」 石原あえか 著

社会貢献とメージャー

ゲームには依存症という風評被害がつきまとう。 そのためには企業がするような社会貢献が今後必要であると本書は説く。 キーワード:YouTube 参考 「ēスポーツ最前線」 鴨志田由貴 青木一世 かぶぷん! 著 日本esports推進協会 監修

「主導」について

政治主導と官僚主導 編成主導体制と制作独立体制 上記双方の相似を読み込んで行く。 官僚主導や制作独立体制から政治主導や編成主導体制へ移行するのは、直接ポピュリズムや視聴率が台頭してきたからではない。 そこには「演出」という介在段階が存在する。…