2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マニュアルではない

アマはマニュアルをもとめるが、プロはマニュアルを必要としない。 必要なのは、考え方と心得であるから、論文形式では視座が低いといわれる。参考 [研究を深める5つの問い] 宮野公樹 著

啓示

意志と表象の世界において、楽音の効果は、言葉の それとは比較にならぬほど強力.確実.迅速である。参考 [音楽の哲学入門] セオドア.グレイシック 著

共感の世代論

団塊の世代も、フーコー氏のようなサブカルチャーに触れていたから、今のようなおとなこどものような世界を理解するのである。 キーワード; 月間漫画ガロ参考 [ヘイト 悪趣味 サブカルチャー 根本敬 論] 香山リカ 著

出口なし

人の命を二度奪うという、前代未聞の復讐を可能 にせし道具、それが[屍人荘の殺人]論。参考 [本格ミステリーの本流] 南雲堂 編

クロノスからカイロスへ

人間と神が同じ教育言語を持てる日まで。参考 [パンオルトシア] J.A.コメニウス 著

日本型参加格差構造の崩壊

政治の疎外は女性、低年齢層、低学歴層におよんでいる。参考 [政治参加論] 蒲島郁夫 境家史郎 著

詰る

制限時間を定めて短時間で何かを生み出すことにより、経路がオンになり、直感が働きやすくなるとより有利になる。参考 [一流の本質] 児玉光雄 著

移動の意味

移動貧困社会からの脱却には、早期の移動寿命[延伸]への対応が必要となる。参考 [移動貧困社会からの脱却] 楠田悦子 編著

シュールレアリスムのお土産

オブジェは「おみやげ」の意だが、持ち帰ると違和感がある時もあるし、他者にふさわしくないときもある。 しかしオブジェは記憶・思い出であることに変わりない。 たぶん「オブジェ」は、「発見した掘り出しものの触媒的役割」の論証と分析を間違いなくうな…

民主主義の文言

本書は秀逸である。 民主主義は残り少ないかもしれないが、死だけを考えても仕方がない。残り少なくなってから人生が最も充実することもある。 過去の若かった日々を取り戻そうと時間を浪費せず、前を向かなければならない。 民主主義が終焉しても、人生の最…

ポストクリプト

執拗に理解を求めたものは、量子論についてより深い理解が得られた。 しかしそれは、量子論の核心ではなく、むしろ周縁的な新しい理論の誕生であった。 皮肉な話ではあるが、やはりなにごとにおいても「理解」を放棄してはいけないのである。 キーワード:非…

文書主義再考

日々作成される記録は、やがて帳簿のみになっていく。それが日々の差異を代弁して行く。 そして12世紀、未来という非存在、蓋然的存在が取引の対象となるのである。 参考 「古代オリエント史講義」 前田徹 著 「世界哲学史5」 伊藤邦武 山内志朗 中島隆博 …

認知言語学の主語

プロトタイプと百科事典的意味論の使い分けについて、オンライン会話術はいいヒントをくれる。 いい距離感や、代弁のコメントも重要であるが、相手に「ツッコミを入れる」というのも双方向性になぜか重要な要素なのである。 参考 「言語学の教室」 西村義樹 …

サブカルチャー論(始まりの終わり論)

エピステモロジーや認識論的切断等、時代はいつもそう言われてきた。時代の媒介者はいつもいないのではなく、始まりとともに消えているのだ。 それが「始まりの終わり」という形而上学的な表現である。 主に資本主義の終焉、言語起源論、科学的認識論につい…

記憶の技術

本書は秀逸である。 今後学術の方法においても、生活においても、記憶をどう扱うかは、自分たちはどうありたいかによる。 記憶の技術は、それほどまでに大きく変わってきているし、影響力を持っている。 それゆえ自分たちの記憶の世話をするということは、今…

リバースエンジニアリング(変相)

電子のノイズは、シグナルとして聴けるのである。 データ分布上の中央部分でなく、左側に帯のように伸びている部分がノイズではなく、シグナルを発していると言うのが、本書の画期的リバースエンジニアリングである。 キーワード:重ね合わせ理論 参考 「市…

非対称性について

非対称は、迷路を進める。 なぜなら身体の左右で出す粘液が違うので、行きと帰りが認識できるからである。 キーワード:カタツムリ ナメクジ 1回性 粘液識別力 巡回セールスマン 参考 「見せびらかすイルカ、おいしそうなアリ」 パット・センソン 著

複数ゲーム理論同士の新競争理論について

ゲーム理論には、「勝つ」か「負ける」かの両義性がある。 それゆえそれは、複数の主体に展開されるものではなく、あるゲーム理論対あるゲーム理論という「2×2の表」で解かれるべきであり、相手の立場を必ずしも含まない。 キーワード:コーディネーション…