2021-01-01から1年間の記事一覧

「デジタル人民元構想」下の今後

現在米国は、中国に対し金融制裁しかできない。 しかし中国は、「デジタル人民元構想」を掲げているので、米国の金融制裁は今後どこまで通用するか問題である。 参考 「金融が解る 世界の歴史」 藤田勉 幸田博人 著

経営者の利点

なぜ米国企業はイノベーションが不得手なのか。 経営は商業(交易)から生まれたのであり、 独立(建国)はその延長線上(マネジメント)にあったからである。 キーワード:経営者 GAFA 参考 「マネジメントの文明史」 武藤泰明 著

集中力と他者性

自分の心配事や不安にばかりとらわれると、気にかけるべき人に向けなければならない注意がどこかに漏れてしまう。 集中力を他者に向ければ心が静まり、レジリエンス(再起力)が高まる。 気にかけている人のために、自分は意味のあることをしていると思うこ…

現時点という疑問

意識の前に、かならず無意識があるなら、私たちはじつに現時点に生きてはいない。 参考 「マインド・タイム」 ベンジャミン・リベット 著

生涯学習

生涯学習は、相手を得る。 参考 「おうち時間を使ってはじめる YouTube」 主婦の友社 編者 「1億人のWeb会議・動画配信」 家子史穂 著

中流社会の民主主義

日本は世界で最も高齢化の進んだ社会だから、高齢者の医療・介護分野で効率的で効果的なシステムを構築できれば、それを武器に海外(特にアジア諸国)に進出していくことができ、逆に日本の中流社会を豊かに活性することができる。 参考 「民主主義のための…

生態系減災

災害リスクの低減と生物多様性保全という一挙両得への転換は、土地利得の新展開を生み出し始めている。 キーワード:ハイブリッドインフラ 参考 「生態系減災 Eco - DRR」 一ノ瀬友博 編著

トークン仮説

文字の先行形態は、より古い文字ではなく、計算具であった。 キーワード:デニス・シュマント=ベッセラ「文字以前」 参考 「哲学と人類」 岡本裕一朗 著

共時性の会計

本書は秀逸である。 株主や投資家から預かった資金を大切にするためのガバナンスの仕組み、投資家に情報提供するためのディスクロージャーの仕組み、さらには管理会計やファイナンスなど、経営者の判断を助ける仕組みまでを、通時だけでなく、共時的にもうま…

訴訟活動の多様な展開

本書は秀逸である。 裁判官の事実認定に関する判断の仕方を知ることができれば、訴訟当事者としても、争点の利点・欠点を持って多様さを知ることができる。 また事実認定の構造を知ることは、多様な裁判例の判示をよりよく理解することにもなる。 参考 「事…

循環論

保守主義は危険である。 貿易が盛んな国とは、必然的に安全保障上の関係も強まるし、安全保障の関係が強ければ、貿易も盛んになるからである。 参考 「外交戦」 高橋洋一 著

合理性と圧縮(大数の法則)

統計解析は大容量を圧縮する。ゆえに大容量を前提にしているのである。 これは合理的か?

空間から時間へ(相対性理論工学)

未来イメージを思い浮かべるとき、人は必ず時間分岐を考えている。 別の場所(空間)をイメージしはしない。

なにをしてもいい矛盾

これをしているから、あれをしてもかまわない、 とか言う分離できない矛盾、それが、権力である。

民主主義

友情は「公論」を持たねばならない。 連帯の気持ちは、感情以上である。 キーワード:西郷隆盛 福沢諭吉 参考 「日本の政治経済史」 猪木武徳 編著

日本のタイトル

「私たちが学ぶべきこと」のいくつかは、自分が意識せずに実践してきたことから暗示されている。 「和」を知っていなければ「洋」を取り入れることができなかったように。 また環境には左右されない「ナチュラルヒストリー」、という日本の知恵があったこと…

解析学について

数列と関数の極限から出て、関数の定義域を実数から複素数へ広げた場合と、関数のグラフを波(三角関数)の和ととらえた場合、確率分布と統計的推定・検定へとそれは繋がっていく。

詩篇

私は悩み されど私は私でもなく、悩みそのものでもない。

趨勢

本書は秀逸である。 アメリカのアニメーションでは、女性声優が少年役を演じることは、声優の配役の慣習として定着してはいない。 しかしキャラクターに声が与えられることで、描かれたに過ぎない身体を持つ彼・彼女もまた、私たちと同じように内面という奥…

少し違う

本書は秀逸である。 未来の経済は少し違う。貨幣はない。富を得ることは生きる動機にはならない。 デジタル化は、「頭脳ではなく、内臓と末梢神経」で理解されるべきで、人間の身体や情緒と関係する。 参考 「デジタル革命で機械の奴隷にならない生き方」 R…

問いと抱え

アニメが男女を入れ替えたり、暴力や戦闘を表現するのは、現実が豊かではないからであろう。 豊かなら、人間の内面に2.5次元としてわざわざ向かう必要はない。 多分ここで改めて浄化を問い抱えているのだ。 キーワード:ウィンザー・マッケイ フラッシャ…

アメリカ経営史考

アメリカ・ビジネス界は異端なのか、新時代の典型なのか? インターネットの時代でありながらしかし、チャンドラー・モデル(内部化理論)でもあり、チャンドラー・モデルでもない曖昧さをいまだ持ち続けている。 参考 ケースブック「アメリカ経営史」新版 …

外と内(裏と表)

外を内に見るとはどういう事か? 裏を表に見ることだという。 それが自己を通した行為限定性になるからだ。 だまされている、だまされてみる、悪い解釈をする、良い解釈をする、そこに何を望むかが西田氏の肝である。 結果は自分に返ってくる。 キーワード:…

画面の競争

テレビのスマート化、ストリーミングのテレビ画像利用化等、画面の争いは今後方向を豊かにする。 キーワード:画面と画像 参考 「ITナビゲーター」2021年版 野村総合研究所 著

伝達不能

崇高には、道徳的な普遍性も、美感的な普遍化もない。 そうではなく、両者の抗争的な暴力において生じる。一方から他方への破壊こそが崇高な感情である、と本書は言う。 しかしそれは主観からくるものでは伝達されない。 参考 「崇高の分析論」 ジャン=フラ…

安全とキケン

「安全第一」の口実の下、ルールに従わない人や異なる考え方をする人をいっさい許容しない姿勢を取る、強い政府と強いリーダーが求められていくトライバル化の現在は、逆に大きな危険をはらむ。 参考 「トライバル化する世界」 クルト・ドゥブーフ 著

物理言語学

平均量と同等以上の状況で重要となる時空の世界を「揺らぎの世界」というなら、そこには様々な同等以上の物理言語が存在する。 集団の一部のデータから、残りのデータが確定できないときも「揺らぎ世界」である。 不可逆であり可逆であるメモリーと制御の同…

見えている部分と見えない部分

「拡散は空間非一様化を促進する効果を持っている」 チューリング これはチューリング(パターン)の拡散誘導不安定性という隠れた変数である。 キーワード:反応拡散方程式 無限次元力学系理論 サドル・ノード分岐 プラナー進行パルス 中心多様体 参考 非線…

頂点論(組み合わせ論)

ペアノ公式から始めれば、アル=カラジーやアッ=サマウアルは数学的帰納法の始まりを示さないが、パスカルを頂点とすれば、それは遡及法による数学的帰納法を示している。 つまり頂点は2つあり、遡及できる範囲が違うということが、二重の照らし合わせを必…

直接税から間接税へ

本書は秀逸である。 直接税から間接税への移行は、歳出に対する借入埋めとビール市場のネットワーク(経路)の拡大を経て、生活必需貿易から植民地物産貿易へと軸足を移し、都市が変わっていく手だてを与えた。 キーワード:塩 ワイン 砂糖 参考 「中近世ハ…